あとがき

「ご挨拶」の記事を投稿した後,私がブログに戻ることはありませんでした。

結末が気になる方のために,その後の出来事を簡単に書きます。

私は,多くの人に支えられながら,紆余曲折を経て二回試験に合格しました。

以前,痴漢冤罪で無罪を勝ち取った人が,インタビューで,「嬉しいというよりも,ほっとしたという気持ちの方が大きかった」と述べていましたが,私が二回試験に合格したときも,まさにそのような気持ちでした。

弁護士になった私は,朝夕なくひたすら働き続け,あっという間に7年の歳月が流れました。

二回試験に合格する前は,「将来不利益を被るのではないか,弁護士としてやっていけるのだろうか」と不安に思っていましたが,今,自信を持って言えることがあります。

それは,一度実務に就いたら,二回試験に落ちた事実など本当にどうでもよくなるということです。

実務では,出身大学,在学中合格か否か,司法試験の受験回数等はまったく意味を有さず,そこには,実力と結果がすべてのシビアな世界が広がっています。

また,法律の勉強だけをしていればよかった学生時代と異なり,自分の客を持って売上を上げなければ,所内での発言権がないという現実にも向き合わなければなりません。

二回試験に落ちて,プライドを失い,お金を失い,仕事を失い,住む場所を失い,婚約者を失い,あらゆる物を失ってどん底から這い上がってきた不合格仲間は本当にタフで,ちょっとやそっとのことでは動じずに笑い飛ばしてしまいます。

不幸にも二回試験に落ちた方にとって,本当につらい1年間だと思いますが,自分に与えられた試練だと思って,何とか乗り切って欲しいと思います。心から応援しています。

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